ユタ(ゆた)

ユタ

意味

  1. 霊媒師
  2. シャーマン

解説

民間の巫者(ふしゃ。神がかりになって託宣を告げる者)。シャーマン。
別名サンジンゾーやムヌシリとも呼ばれる。
多くが女性で、サーダカウマリ(生まれつき霊能力が高い)とされる人が霊的な経験を得てユタになる場合が多い。
ユタが占う内容は運勢や結婚の相性、家の風水、病気や商売失敗についての原因と対策法など生活全般に関わる。また沖縄では人が心身にショックを受けた弾みにマブイ(魂)を落とすことがあるとされ、この時落ちたマブイを元に戻すマブイグミの儀式にも、ユタの力を借りることがある。
歴史的に、ユタは人を惑わす存在として度々取り締まりが行われたが、廃れる事は無かった。
先祖崇拝が強い沖縄では、生活・祭祀の様々な場面で祖先の声を聞く事ができるユタの託宣が重視される傾向があり、現在でも主婦層を中心に需要が多いとされている。ユタに相談する事で精神的な癒しが得られるという効果もあり、一概に迷信とされているわけではない。
また、同じシャーマン的な役職にノロやツカサがあるが、民間のユタに対してこちらは琉球王国時代に王府から任命された公的な巫女で、地域の祭祀を担当し、多くは世襲である。
耳にする度
使用頻度4

沖縄県民なら殆どの人が知ってる方言。沖縄では方言を使う方がスムーズかも。

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